スターダスト第1回女優オーディション合格の逸材・咲坂実杏に注目



スターダストプロモーション芸能1部主催『第1回女優オーディション』に合格しデビューした、静岡県出身の19歳・咲坂実杏(さきさか・みあ)(C)Deview
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 松雪泰子、竹内結子、本田翼、森川葵ら、映画・ドラマ・舞台で活躍する女優が多数在籍するスターダストプロモーション芸能1部が、昨年初開催した『第1回女優オーディション』。応募総数7092通の応募者のなかから合格を果たしたのが、静岡県出身の19歳・咲坂実杏(さきさか・みあ)。TBS日曜劇場『A LIFE~愛しき人~』の三条役でドラマデビューを果たし、『新しい波24』MCや『痛快TV スカッとジャパン』にも出演、着実にステップアップしている期待の新人女優に話を聞いた。

【写真】注目の新人女優・咲坂実杏の写真


――女優オーディション合格者なんですが、先日放送の『新しい波24』では初めてMCを務めましたね。

「現場の空気は放送以上にカオスでした(笑)。ナインティナインの岡村(隆史)さんやゲストの芸人の皆さんに、質問や話を振っていくんですが、話のテンポ感やタイミング、会話への切り込み方とかがすごく難しいなと思いました。一応台本をいただいてそれを元に進行をするんですけど、思い通りにはいかなくて。いつも見ているバラエティ番組のMCの方は、瞬発力や対応力がすごいんだなって、改めて実感しました。でも、まさかMCをやらせてもらえるとは思わなかったので、すごくありがたいです。貴重な経験をさせていただけていて、演技のお仕事にも活かせることがあると思っています」

――昨年の夏にスターダストに合格して、約半年で連続ドラマ『A LIFE』にレギュラー出演。反響は大きかったのではないですか。

「初めてのドラマの現場でしたし、内容が医療ドラマということで、入る前は本当に私に務まるのかなという不安が大きくて。実際出来ないことがたくさんあったんですけど、現場のスタッフの皆さんがすごく親切にしてくださいましたし、先輩の俳優の方々もサポートしてくださって、アドバイスをくださったので、何とか乗り切れたかなと思います。上手くできたかは分からないですが、本当にいい経験になったと思います。毎日現場に行くたびに新鮮なこと、勉強になることがいっぱいありました」

――ドラマの現場を経験して、改めて発見したことは?

「以前に経験のあった舞台ではあまり意識していなかったんですが、必要がないのに視線を落としたときに“そこに意味が付いてしまうから止めて”って指摘されて。映像の演技では、もっと客観的に、自分が今どういう表情をして、どういう目の動きをしているのかも意識しなくてはいけないんだなと思いました。あと“ちょうど今被ってるから、カメラの見える位置に立って”とか、カメラマンさんに指摘されることもあって。先輩方を見ていると、皆さん感覚で自分の位置がわかってらっしゃるので、そういうことをもっと普通に身につけないといけないなって思ってます」

――もともと咲坂さんが女優を目指したきっかけは?

「母の影響で、小さいときからドラマや映画をよく観ているうちに、観る側より出る側になりたいと思うようになったんです。小学校の3、4年生のころ、『星の金貨』を母が借りてきて。私が生まれる前のドラマなんですが、幼いながらにすごく衝撃を受けて。お芝居ってすごいなぁって思うようになりました」

――そこから実際にどんな行動を起こしたんですか?

「女優に興味を持ってから“お芝居をやってみたい”と母に言ったら、地元・静岡で募集をしている劇団を勧めてくれて、そこで小・中・高までお芝居を学びました。高校のころには、劇団で知り合った先輩や同期と演劇集団を立ち上げて、地元・静岡で自主公演をしていました。脚本も演出も全てオリジナルで、女優でも裏方の仕事までやっていました」

――そしてテレビや映画など、映像での演技の仕事をするために上京。

「中学生ぐらいのときから“高校を卒業したら、東京に行くから”って言っていて、母は“行きな行きな!”って背中を押してくれました。映像のお芝居の仕事をするには東京に行かなきゃと思っていたので、高校を卒業するのと同時に上京して、アルバイトをしながら生活をしていました。そして、オーディションを探しはじめたころに、ネットでたまたまスターダストのオーディションを見つけて。所属されている方もみんな知っている方でしたし、“女優オーディション”というタイトルで“第1回”だったので、試しに応募してみようと」

――芸能事務所のオーディションを受けたのも初めて?

「経験がないことだったので、オーディションには何にも考えないで行きました。これやろう、あれ言おうとか考えて準備しちゃうと、余計に緊張して何も出来なくなってしまうタイプなので、その場で聞かれたことに対して、思ったことを言えばいいかなと。控え室に入ったら、一緒に受けた子のなかで、見た感じ私が一番年上でした(笑)。フレッシュで、可愛くて、細い子がたくさんいて、やっぱり芸能プロダクションのオーディションはすごいなあと。受かりたい気持ちはありましたが、半分ダメもとで、いい経験だと思って頑張ろうというぐらいの気持ちでした。そういう意味では無駄な力が抜けていたのかもしれません」

――『新しい波24』では「スターダストイチオシの女優」と紹介されていましたが、スターダストはどういう事務所ですか?

「イチオシというのは恥ずかしいですね(笑)。最初は、第一線で活躍されている方ばかりなので、すごく堅苦しくて厳しいところなのかなというイメージを持っていたんですが、実際にお仕事を始めて、スタッフさんやマネージャーさんとコミュニケーションしていくうちに、すごくアットホームな会社だなって印象が変わってきました。所属の方と、事務所の方の仲が良いといつも思っていて、不安なことは教えてくれるし、不安を感じさせない事務所だなと感じています」

――上京してちょうど1年ぐらいですね。東京には慣れましたか?

「人ごみとか、夜でもいつも明るくて騒がしい街にはまだ慣れません。ソワソワしますね。私の地元は静岡の真ん中ぐらいに位置してるんですけど、特に都会でもなく田舎でもなく、すごく静かですみやすいところです」

――咲坂さんには落ち着いた雰囲気があるんですが、自分ではどんな性格だと思っていますか?

「マイペースで、あまり機敏なところはないです。周りからは、静かだねとか真面目だねっていわれていて、あんまりガーッとテンションが上がることはないです」

――ルックス的には優しそうにもクールにも見えますよね。

「腹黒そうとか言われます(笑)。『痛快TV スカッとジャパン』では嫌な感じのクラスメイトの役をいただいたんですが、自分でも目線などを使い分けて、コントロールできたらいいなって思ってます」

――落ち着いたトーンで、少しハスキーな声も特徴があって魅力的だと思います。

「ありがとうございます。でも声は、自分の中ではコンプレックスの一つで…。低めでハスキーな声なので、会話をしていても時々流れてしまって、聞き取ってもらえないこともあるので、抜けの悪い声だなと。このお仕事を始めてからは特に気になっているところです。でも良いと言ってくださる方がいるのなら、自分でもっとこの声を上手く使えるようになりたいと思います」

――ちなみに最近ハマっていることを教えてもらえますか?

「水まわりの掃除をすることが好きです。何かを始めると没頭しちゃうタイプなんですけど、悩み事や不安があるときは、とりあえずお風呂やトイレの掃除をしていると、1時間とか2時間とか過ぎていて。終わるころにはキレイになっているし、気持ちが落ち着くのでオススメです(笑)。お店で掃除用の便利グッズとかを見るのも好きです」

――女優としての今後の目標や夢を教えてください。

「自分とは似ても似つかないような、正反対の役をやってみたいですね。共通点や共感できるところが全くない、この人はどうやって生きてきたんだろうとか、理解できない、みたいな役をやってみたいです。作品としては、観るのも好きなのでコメディにも出てみたいです」

――今後もスターダストのオーディションが行なわれると思いますが、これから応募したいと思っている人にエールをお願いします。

「思ってもみなかったことが起きるので、やってみないことにはわからないと思います。やる前に考えても、実際結果がどうなるか分からないので、あれこれ考えるのはやってみた後でもいいと思います。受かるか受からないかは自分が決めることではないし、自分が出来るのは応募することだけなので、まずは一歩を踏み出してください」

咲坂実杏(さきさか・みあ)●1997年9月2日生まれ、静岡県出身。身長164cm。趣味:ウォーキング、カメラ、読書、カラオケ、ハングルの勉強。特技:ピアノ、フルート、書道、ブラインドタッチ、早寝早起き。5月22日深夜24時25分にMCを務めるフジテレビ『新しい波24』が放送。5月24日にFOD『&美少女』が配信開始。6月26日から配信開始のdTV×FOD『パパ活』(全8話)にヒロインの友人役としてレギュラー出演。

(出典 news.nicovideo.jp)