【暴露インタビュー】アノ殺人事件や覚せい剤事件…大事件の裏の真実を大手マスコミ記者が激白! 


TOCANA

 日本の報道体制のなかで、省庁から情報をいち早く入手し、現場に急行できる大手テレビ局や新聞社。その莫大な費用と人員を取材に割けるのも彼らの強みだ。

しかしながら、インターネットが普及して以降は取材したにもかかわらず、不確定な情報を流せば、それこそ「マスゴミ」と総バッシングを受けることもある。 


 彼らは事件をどのようにして掘り下げていくのだろうか? マスコミ勤務の記者が匿名を条件に、殺人事件や芸能人覚せい剤使用事件の裏側などについて語ってくれた。


――基本的なことですが、事件発生からニュースとして流すまでの流れとは?

記者 まず当局(警察署)から、各記者クラブへ情報が流れます。

その情報をもとに、各社の記者が取材を行い、ふたつをまとめてニュース番組などで放送しています。

だから、よく言われるように政府の発表を垂れ流しているだけではないんですよ。毎日大量のニュースがありますからね。

なかにはそうしたケースもありますが……。


――最近では、当局からではなくインターネットからもネタを拾っているとも聞きます。

記者 5月24日、元KAT-TUNの田中聖が東京都渋谷区道玄坂でワンボックスカーの中に、微量の乾燥大麻を所持していたとして現行犯逮捕され、6月7日に処分保留のpまま釈放されました。

この事件はおそらく一般の人のTwitterから報道各社は情報を得たと思われます。というのも、田中逮捕劇の一部始終を目撃していた人物が、Twitterにその模様を投稿していたのです。


――なぜ、そのように考えられるんでしょうか?

記者 実は、在京キー局はTwitterを常時監視するシステムを導入しています。

株式会社レスキューナウと共同通信グループなどでつくるJX通信社の「FIRSTALERT」などの緊急情報配信システムが、TwitterをはじめとするSNSから事件や事故、災害などの情報を収集しているんですよ。

 またNHKはこうしたシステムに加え、アルバイトを100人ほど雇い、24時間体制でTwitterなどのSNSを監視しているともいわれています。

――各局の情報収集能力は個々人のSNSにまで及んでいるんですね。ですが、そのようにしてネタを集めるだけではなく世間を震撼させるような事件が起きた場合は、昼夜問わず現場へ駆けつけるわけですよね?

記者 もちろんです。

たとえば、未明に事件が起きれば、それこそ電話で叩き起こされ、着の身着のままで現場に向かうこともあります。

――世間を震撼させる事件といえば、昨年、7月26日未明に神奈川県相模原市の障がい者施設「津久井やまゆり園」で19人が殺害され、27人が負傷した相模原障害者施設殺傷事件が思い浮かびます。

同事件の植松聖容疑者には大麻の陽性反応が出たと報道されましたね。

記者 大麻の他にも、おそらく脱法ドラッグを使用していたともいわれています。しかも容疑者が吸っていたのは、その中でもすこぶる評判の悪かった脱法ドラックです。

 このドラッグを吸った人物が車で暴走して、死者1名、重軽傷者6名を出した事件が14年6月、東京の池袋で起きました。

吸った経験がある人に話を聞くとものすごく気分が落ちるそうで、中には統合失調症のような症状が出たり、自殺を図った人もいると聞きます。 

 この事件以降、各地で取り締まりが強化され、販売できなくなった都内の店舗は、在庫を地方に4割引きほどの価格で流したそうです。

ただし、関東郊外を結ぶ圏央道の各地では、このドラッグは手に入れることができ、好きな人はまとめ買いをしているとも聞きます。

 植松聖容疑者もどこで入手したかはわかりませんが、このドラッグを大量に所持していたようです。

――近年は、病院や施設での事件を耳にしますね。たとえば、昨年9月に神奈川県横浜市の大口病院では、点滴を受けた入院患者2名が中毒死しましたが、いまだに犯人は逮捕されていません。

記者 実は、大口病院の関係者が”怪しい人物”についてマスコミに漏らしていました。たしかにこの怪しい人物が姿を消すと、中毒死はゼロになりました。

そのため、マスコミもこの人物を容疑者と睨んではいるのですが、物証がないらしく、中々逮捕にまでは至っていません。

――薬物絡みでいえば、昨年も芸能人の覚せい剤を始めとする違法薬物の使用疑惑が数々報道されました。

その後、嫌疑不十分で不起訴となりましたが、ASKAさんは14年5月に覚せい剤取締法違反(所持)の容疑で逮捕されて以来、二度目の逮捕事件がありましたね。

記者 ASKAさんの件は、まず本人が「盗撮・盗聴されている」と110番したそうです。そして駆けつけた警察官が、ASKAさんの言動が怪しいと思ったことから、自宅で尿検査を実施したところ、陽性反応を示したそう。

その後、名前は伏せられた状態でこの一件がマスコミを駆け巡り、ASKAさんだと確証を得た一部メディアが、彼の自宅前で待ち構えていたところに本人がタクシーで帰宅したんです。

――車載カメラ映像がマスコミに流れ問題となったタクシーですね。

記者 そうですね。自宅での簡易検査の結果、陽性反応が出たので間違いないだろうと思ったのですが、嫌疑不十分で不起訴となり、釈放されましたね。

――ASKAさんは、一度目の逮捕以降、ブログにいろいろと書いています。この行為から見えることはありますか?

記者 ASKAさんが「盗撮されている」と自ら通報したことやブログの内容を見ても少し精神的に参っているのかなという印象を受けます。

16年2月に同じく覚せい剤取締法違反(所持)で逮捕され、プロ野球ファンならずとも世間に広く衝撃を与えた清原和博さんは、執行猶予付きの有罪判決後、ASKAさんのような目立った行動がありません。

 取材中に聞いた話では、清原さんはネタ元から上質な覚せい剤を購入していたらしいのですが、ASKAさんのネタ元はかなり粗悪な覚せい剤を売ることで有名だったとも聞きます。


そこでふたりの後遺症に差が出たのではないでしょうか? ただ、こればかりは私が試すわけにはいきませんし、裏付けはありませんけども……。
(構成=編集部)



(出典 news.nicovideo.jp)