河森正治監督最新アニメ『重神機パンドーラ』2018年春放送 



発表された『重神機 パンドーラ』のキービジュアル (C)Shoji Kawamori,Satelight / Xiamen Skyloong Media
オリコン

 人気アニメ『マクロス』『アクエリオン』を生み出した河森正治氏が総監督を務めるテレビアニメシリーズ『重神機パンドーラ』が2018年春に放送されることがわかった。

17日、東京・ニコファーレで開催された『河森正治 NEW PROJECT BRIEFING』にて発表された。

【画像】発表された『重神機 パンドーラ』のキービジュアル

 


舞台は中国大陸の各地をモデルにした街『ネオ翔龍(しゃんろん)』。

2031年、通称『翔龍クライシス』という量子リアクターの暴走事故によって生態系に変化が起き、特異進化生物『B.R.A.I』が発生、世界が危機に陥る。

AI、ナノテクノロジー、バイオテクノロジーなどさまざまな技術革新に追い立てられている現在、人類はなにができるのか、苦難の時代を「家族契約」という選択をして生きていくことにした登場人物が巨大な敵と戦うアクションと、人として生きるとはなにかを問いかけていくヒューマンドラマが描かれる。

 気になるメカはMOEV(モーヴ)という『翔龍クライシス』以前から多国籍の企業共同体によって開発がすすめられていた多目的可変ビークル。

変形機構を備えており、河森監督いわく「アニメのメカというより特撮作品のメカ。

ロボット物とヒーロー物の間をとったメカ」をイメージしたデザインに。

 久々の地上戦、戦う主人公たちの年齢を20代に引き上げた今作。

「しばらくぶりに歌を使わない戦闘シーンを描くのが挑戦」という河森監督らしい悩みを明かしつつ「歌うがゆえにできないことを思う存分できたりします。(今回は)歌わないです、一応歌わないことになっている」と宣言して会場を沸かせた。

 メインキャストとして天才科学者のレオン・ラウ役に前野智昭、レオンと“家族契約”を結んでいる“妹”のクロエ・ラウ役に東山奈央がこの日登壇。

オーデションで選出された前野は「僕がこれまで培ってきた表現力を毎話毎話、フルオープンにして臨んでいます。

全身全霊でレオン・ラウというキャラクターに命を吹き込んでいきますのでぜひ、本放送を楽しみに」と呼びかけた。」

 河森監督は「春に向けてスタッフ一同、頑張ってつくっています。だいぶ一話も形になってきて手応えを感じています」と現状を報告。

「ものすごい時代が加速するなかでそれに追いつかれないようスタッフ一同、進化して、パンドラの匣からどんな物語が飛び出すかご期待ください!」と自信を込めている。

<ストーリー>
 2031年、枯渇する環境資源の代替として研究・開発された次世代エネルギー装置『量子リアクター』が暴走し、未知なるエネルギーを撒き散らして爆発した『飛龍クライシス』によって世界の環境は激変した。

人類以外の生物・機械は独自の変化を遂げ誕生した特異進化生物『B.R.A.I』の勢力に人類は絶滅寸前にまで追いやられていた…。

そこから7年後、『翔龍クライシス』の中心にいたレオンは絶対防衛都市ネオ翔龍のはずれにある荒野で家族契約を交わした妹のクロエと共同生活を送りなら『B.R.A.I』に対抗すべく独自の研究を行っていた。もっさりなレオンと世話焼きなクロエ、ときに過去を忘れるように日々を過ごしていた2人だったが脅威は各日に迫っていた。

<スタッフ>
原作:河森正治・サテライト
総監督:河森正治
監督:佐藤栄一
シリーズ構成:根元歳三
キャラクター原案:江端里沙
重神機デザイン:河森正治
アニメーション制作:サテライト



(出典 news.nicovideo.jp)